ブログ(社長の部屋)

【2024.01.09】 DIYでのコーキングの選び方

塗装工事をしている際に困ることがあります、それが、施主さんがご自身で施工したシリコンのコーキングです。
なぜ困るかと言うとシリコンのコーキングは、塗料を弾いてしまい塗料が密着しないため塗り替えをする際全部剥がさなければならないからです。

シーリングを剥がしている動画はこちら


そこで、今回は、コーキングの選び方を説明します。



①シリコンコーキング

シリコンコーキングは、接着性が強く太陽光でも色褪せにくいです。
そのため水回りや換気気フードの隙間を塞ぐ場合に良く使われます。
シーリングの上から塗料が塗れない(弾く)ため上から塗装をする場所では使えません。
シーリングの上から塗装が必要な場所では使わないことをお勧め致します。




②ウレタンコーキング

主に、コンクリートのひび割れ補修に使用しています。弾力性に優れています、紫外線に弱く太陽の光に当たると変色します。
密着性はシリコンコーキングより弱く、そのためコンクリート下地へウレタンコーキングを施工する場合は、
プライマー(密着材)を塗ってから施工することが多いです。
ウレタンコーキングの上から塗装をしても密着性が良いため、コーキングの上から塗装をする場合に使います。




③変性シリコン

主に、コンクリートのひび割れ補修に使用しています、弾力性に優れています、ウレタンコーキングより紫外線に強く密着性はシリコンコーキングより弱く、そのためコンクリート下地へ変性シリコンを施工する場合は、プライマー(密着材)を塗ってから施工することが多いです。
ウレタンコーキングの上から塗装をしても密着性が良いためコーキングの上から塗装をする場合にも使えます。


④アクリルコーキング
ウレタンコーキング、変性シリコンと似てアクリルコーキングの上から塗装が出来ます。
しかし、施工後年数が経過すると弾力性が弱くなり、ひび割れ等が起こりやすいです、そのため弊社ではほとんど使用していません。