ひび割れ補修

ひび割れの多い鉄筋コンクリート建物内部からの写真

コンクリートひび割れ補修工事の考察

天井裏のひび割れ部分の除去と特殊軽量モルタルの左官中の写真

ひび割れ補修工事の歴史

1960年代より、日本の高度経済成長に伴い、雨後の竹の子のごとく建ち始めたコンクリート構造ビル群。そして、経済不況の煽りをうけ、ビルの新築件数が減少してきたのは周知のところです。ところがこれらのコンクリート構造物は、当時の予想では半永久的とまで思われていましたが、それよりも遥かに早く劣化する事実が確認され、社会に大きな問題を投げかけました。

これらの原因としては

  1. コンクリートの骨材の選択によるクラックの発生
  2. 産業構造変化に伴う大気汚染(炭酸ガス、亜硫酸ガス等)によるコンクリートの中性化
  3. それらを含む雨水等の浸透によるコンクリートの中性化、鉄筋の腐食
  4. 鉄筋の腐食膨張によるコンクリートの破壊、欠落等

が、考えられています。

実際に1980年代後半には、酸性雨による、コンクリートの浸食、外壁剥落等の事実がマスコミ等で、大々的に報道されることがありました。このようなことから、1990年代はヒビ割れ補修工事を伴う、コンクリート構造物の維持管理が研究され始めました。

1990年代というと、今から僅か33年前のことです。つまり、新築工事と比べると新しい技術で、まだまだ発展途上の技術と言えます。

築年数40年程の団地

弊社のコンクリートひび割れ補修工事に対する考え方

弊社は、創業25年と比較的新しい会社ですが、創業時より、ひび割れ補修工事、住宅再生工事を行っている、住宅再生リフォームの専門店のような会社です。専門店のようなという言い方は、少し変に思われるかもしれませんが、ひび割れ補修工事には、ひび割れ補修工事の知識技術にプラスして、防水工事、塗装工事、の技術知識が必要不可欠です。

弊社は、この防水、塗装工事も専門的に行っているため、人によっては、防水屋さんのあおい建装株式会社、塗装屋さんのあおい建装株式会社、ひび割れ補修工事屋さんのあおい建装株式会社、とそれぞれ違った分野の専門店と思われている方がいらっしゃるようです、この三つを並行して専門としている、と言うとぴったりきます。

※ひび割れ補修工事=ひび割れ補修+防水工事+塗装工事

実はこの三つの技術を合わせて生み出されるのが、ひび割れ補修工事、住宅再生工事だとお考え下さい。この三つがそろった時に、より耐久性の高いハイレベルな補修工事が実現出来ます。

ひび割れの多い建物の様子の写真

ここからはコンクリートのひび割れ補修工事についてお話します。

弊社が考える6つの補修工事のポイント!

1防錆

ハイポン錆止めの写真

2中性化防止

セメンシャス#2000(劣化防止塗材)鉄筋の防錆、コンクリートの中性化・劣化防止塗材の写真

コチラから製品情報が詳しく見れます。

リンク:https://aoikensou.moo.jp/pdf/semen2000.pdf

3下地強化

BR-AD主材混和液の写真

4高付着性

A1プライマーの写真

コチラから製品情報が詳しく見れます。

リンク:http://www.erewhon.co.jp/catalogs/ErewhonPrimerSeries.pdf

5高耐久性

繊維軽量モルタルの写真

コチラから製品情報が詳しく見れます。

リンク:http://www.erewhon.co.jp/shohin/fixl.htm

6アラミド繊維工法

アラミド繊維および炭素繊維の写真

コチラから製品情報が詳しく見れます。

リンク:https://aoikensou.moo.jp/pdf/aramido.pdf

以下に弊社の使用する基本工程の一部を紹介します。

  • 工程01
    鉄筋へ錆止め塗装の写真

    錆止め、防錆の働きを良くする材料を使用。

    ケレン、ブラッシングで、取り除ききれない赤錆も、科学反応により、安定な酸化物に転換させ、錆の進行を停止させることが出来ます。

  • 工程02
    中性化防錆材施工後の写真

    コンクリートの中性化を防止します。 

    鉄筋コンクリートの中性化防止(抑制)、鉄筋の腐食防止(停止)を行います。改修後は、雨風や赤外線、塩害、などから壁面を守り、建物の寿命をグーンと伸ばします。

    コチラから製品情報が詳しく見れます。

    リンク:https://aoikensou.moo.jp/pdf/semen2000.pdf

  • 工程03
    固着増強防水材施工後の写真

    固着増強防水材

    接着増強防水剤は、接着補助剤として、水及び炭酸ガスの透過阻止による中性化防止効果を有する材料で、下地コンクリートと、埋め戻しモルタルを強固に接着連結させる中間接着剤です。更に、補修部分に再び雨水等を浸入させないための強力防水塗膜を形成し、中性化を抑止、塩素固定化成分の増量により鉄筋部分への塩素拡散を抑止します。そのほか、あらゆる材質の外装材に強力接着するため、旧外装材を剥がさずに外装仕上げ材の下地を作ることが可能です。

    コチラから製品情報が詳しく見れます。

    リンク:http://www.erewhon.co.jp/catalogs/ErewhonPrimerSeries.pdf

  • 工程04
    樹脂系モルタル施工中の写真

    特殊軽量モルタル及び樹脂系モルタル。

    用途に応じた材料選択により、より耐久性の高い補修工事を実現出来ます。一般的に知られておりませんが、補修工事の材料選択は無数にあり、劣化の状態に合った材料選択をすることが非常に重要になります。

  • 工程05

    エポキシ樹脂の注入中の写真及びコニシボンドE206荷姿の写真

    エポキシ樹脂低圧注入工法施工中の写真

    エポキシ樹脂による補強

    補助的な工法としてエポキシ樹脂による補強があります。
    ①エポキシ樹脂の注入
    コンクリートの爆裂や落下を伴わない縦横の亀裂場合、ハツリ埋め戻しの工法では劣化していない建物本体を壊すことになってしまいます。そのような場合に使用するのがエポキシ樹脂の注入です。 劣化していない建物本体を破壊せず亀裂に沿って小さな穴を開けエポキシ樹脂を注入します。亀裂に従って注入していく、又は浮き部分隙間があるところに注入していくのが通常の施工方法です。 広島の原爆ドームは被爆した日のそのままの姿で今も残っていますが、実は被爆日の姿をそのままに残すために広島の原爆ドームにはこのエポキシ樹脂工法が使用されています。新築の建物を建てる場合とは全く異なる技術であることがイメージ出来ると思います。
    ②エポキシ樹脂の塗り込み
    エポキシ樹脂には、グリス状のエポキシ樹脂をコテ、ヘラにて塗り込む施工方法もあります。粘度(硬さ)に、グリス状、マヨネーズ状、液体と種類があり、ひび割れの形状によって使う粘度を変えていきます。

  • 工程06
    アラミド繊維工法施工後の写真

    アラミド繊維工法

    補修工事と言うより補強工事のような技術です。しかし高い強度を発揮し耐震工事、高速道路の高架橋の柱、トンネル等に多く使用されています。アラミド繊維シート、又はカーボンシートを樹脂と共に、コンクリートへ貼り付ける工法で、強度は引っ張りに対し鋼材の7倍、重量が鋼材の5分の1と軽量、剥離の落下対策にもなります。又、遮断効果が高く塩害や酸性雨等の外的劣化因子を遮断することが出来ます。

    コチラから製品情報が詳しく見れます。

    リンク:https://aoikensou.moo.jp/pdf/aramido.pdf

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ひび割れ補修工事

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